朝刊の「ひととき」欄に子供が巣立って10年以上、弾かれなくなったピアノを手放した、60代の方の投書が載っていた。物を整理するのと、「再活用」の文字に惹かれて。というが二人の娘さんとの思い出が詰まったピアノがたった3万前後とは・・・。というのが何だか悲しい。それでも練習を日課にさせる苦労、発表会のドキドキ感も述べてあり、「ピアノを習っていて本当に良かった。楽しみが広がった」という娘さんたちの言葉があり、救われる。「ピアノが弾けてこんなに嬉しいことはない」と思ってくれる方の所で再び弾かれる事を、私も願ってやまない。

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