今朝、通勤の道でふと、亡くなったs叔母の事を思い出した。
きょうだいが多かった父の姉で私が子供のころ、父の店で暫く働いていた。
s叔母には、子供がいなかったので私と妹は、忙しい母に代わって良く、かわいがってもらった。
そんな叔母は、とても褒め上手なので、新しい服やお祝い事の晴れ着を来たときは「チーちゃんに見せに行きなさい」と言われ、飛んで行って「あららら~カコちゃんなんて、かわいらしいの


」と言ってもらえるのが、本当に嬉しかった。
親からはあまりほめられたことがなく、育ったと思っているので、より強く、s叔母の褒め方が幼心に残り、30年以上も前に亡くなっているのに、口調もマネ出来る。
仕事柄、褒めることの重要性はわかっていたつもりでも、褒められた経験が少ないと、それはやはり、難しい。
私の場合、つい、笑いをとってしまおうとして、けなしてしまうことがよくあった。
その事に気づいてからは、極力、褒めよう。レッスンで褒める要素がなかったら、髪型、服装、何でもいいから褒めて・・・とやってみた。
すると、そういう癖は習慣になり、自然に褒め言葉も出るようになる。
2年ほど前、接客をしてくれたデパートの定員さんの髪型がとても素敵だったので、品物を受け取ったあとに、ネームプレートを見て「○○さん、ヘアスタイル、とても似合ってますね」と声をかけた。すると、その方の顔がパーッと輝いて「そうですか?ありがとうございます。又、お越しくださいませ」と笑顔

笑顔、笑顔!褒めた私まで、幸せな気分。
s叔母は、この幸せな気分を充分にわかっていて、幼い私たちをいい気持ちにさせてくれたんだなぁ・・。もう少し長生きして、大人になった私に「あらら~カコちゃん、まぁ、どうしましょ、そんなに素敵になっちゃって

、」ぐらい、いって欲しかった。、ちーちゃんに・・。
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