先日、文化勲章を受賞したばかりの建築家の安藤忠雄先生の講演会に行った。
若い頃、図書館で分厚いカタログのような先生が設計した

ばかりが載っている装丁が豪華な本を見てからの隠れファン。
今日の講演会は、世田谷区民会館。チケットは購入してあったが下町生まれは、三軒茶屋迄は行った事があるが世田谷線って初めて…。と、かなり焦った?降りてからも真っ暗だし道が…と思ったがそれらしき人の後に着いて行った。
1200人入るホールはほぼ満席。
講演時間は1時間半。忘れないぞ

とメモ魔はしっかりとった。
以下は、私が感心した話。
1980年以降に生まれた人は、至れり尽くせりで育てられたので10人いたら2人位しかまともなのはいない。このままでは日本は心配。
目標があれば、人は一生、元気でいられるのだから、戦後「奇跡を起こした民族」といわれた誇りを甦らせなくてはいけない。
上海のオペラハウスの仕事を請けたら、歌う人もいないのに6つも造るという。
3ヶ月で設計し、完成した建物は2500人収容なのに3000人にチケットを売る。そして当日「大雨で良かった」と喜んだり、チケットをコピーして転売し4500人も入れて(ステージ上にも座らせ)開演する。

そういったエネルギーを日本はマネしなければ

と。
日本の現代人は「真剣」というのがない。毎日ダラダラとしている。
好奇心、判断力、美的感性を養うのは女性の50代~の人が得意。絵を見たり、映画、芝居と貪欲に行動している。生きる楽しみを知っている。
「人生は思った通りにはいかないものなのだから、上手くいかなかったら戦略を変える」道は1本ではない。
次の時代の為に何ができるか、感動する、心を動かす街づくりを目指す

あっというまの1時間半。途中、地震があり「関東大震災と帝国ホテルのオープンは同日、同時刻で、被害が少なかったので良い建物といわれた」
などの話も聞けた。
終了後のサイン会も人の波で、かき分けて出口に出たほどの盛況ぶり。
充実の

でした。

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