3年ぶりにR子さんがレッスンに復帰。
お嫁に来た時から同居をしていたお舅さんの介護を昨年迄なさっていた。
私は彼女の息子さんも教えていて、彼女は息子さんが辞めても10年以上在籍してくださっていた。
介護していたお舅さんは肺炎にさえならなかったらもっと生きられたと、なんと99歳の大往生

私は彼女の大変だった時期も知っていたのでご苦労様の気持ちでそれをどう伝えていいものかと、以前バッタリお会いした時は正直、迷った。
今日は、そこの所を聞いてみた。「あのね、それは本当に嫌な事も大変な事も沢山あったけれど、いなくなるとね、楽しかった事ばかり思い出してね、ああもしてあげたかった、こういってあげれば良かった。って思うの。失って、初めてそういう気持ちになる。人間て、そういう風にできてるんだなぁって」と。
肩の荷がおりたでしょうと思ったら実のお母様の具合も芳しくなく、会津に時々帰っている彼女。
「ピアノの音色」が好き。と、ブランクがあって又々、先生には大変な日々になると思いますが…。という彼女に「もう、これからは自分の為に弾いてくださいね

、ピアノを弾く事によって癒されるのなら大感激

」と私。
失って初めてわかる絆も、又再度結ばれるピアノとの縁もきっとR子さんにとって大切な事!
勿論、私にとっても.…。
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