
球児たちに各界の先輩たちが、観戦してエールを送っているコラムが好きだ。
今朝は野球解説者の小宮山 悟さん。
小宮山さんの母校は進学校だったので、甲子園に出られるなんて思ったこともなかったような野球部。「だからこの場にいる球児たちに嫉妬するよ、全員が甲子園に行きたいと思って高校に入って夢をかなえたのだから。」と。
小学生の頃からスコアをつけながらテレビ中継を見ていた彼は、今もそうしているという。野球に集中できるし、流れもわかるから。だからといって、みんなに勧めたいかというと、そんな時間があったら勉強して欲しい。 机に座って問題を解く、先生の話を聞く。そうやって集中力を養うことが大事だと。それと、「考える力」をつけること。
いつも「なぜ?」って疑問を持って、ああしよう、こうしようと試行錯誤してきたから20年近く、プロ野球選手でいられたのかも・・。と。
「打たれても表情を変えないで、淡々とするのを心掛けていたのは、相手が1番嫌がる事だから」
「勝敗より、大事なのは皆、それぞれ違うけれど、一緒にやってきた仲間との時間だ。社会に出たら、それがわかるはず。」
このラストの言葉が印象的で、球児たちに届くといいなぁと思った。
今、この時は2度と戻っては来ないけれど、苦楽をともにした仲間と同じ場所を目指した想い出はずっと君たちの宝ものとして、残るんだもの。
球児たちの夏もいよいよ大詰め・・。
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