就活終了

「何で、こんな時代に就職なんだ」「日々痩せていく・・」
「もう、このどうにもできない日々は嫌だ!」etc・・・。
ストレスの塊となった息子の毎朝、口から出るマイナスの言葉に「それは、君だけじゃないよね」「生まれてくる時代は選べないし」「こんな日本が嫌なら、他の国に行こう!」とこちらも、「やりたい事、なりたい職業があるだけ幸せ」という、本人もわかりきっていることを何度も言い聞かせるのは、もう少しの我慢だ・・と信じていたからできたこと

君が、今年になってから目の色を変えて、就活に励んでいたのを私はちゃんと見ていたよ。「好きな道」に視力がネックになって進めないかもとわかった時の落胆は本当につらかったよね。
それでも、学校の先生や先輩、インターンシップでお世話になった駅の職員の方たちの励まし、アドバイスもあり、初心を貫くことを決めた君。
でも、まだ第一志望を変える気はなくて、周りをハラハラさせていた3月。
震災が起こり、「人生何が起こるかわからない」ということを、自分なりに理解した君は、「決まったところに行く」と宣言して又、走り出したよね。
4月からは駅のインターシップもメトロからJRの混雑がすごい総武線の駅に変え、たたき起こされなくても、毎朝自分から起きて通っていたね。
震災の影響で試験の日程も例年とは変わり、第一志望が早まったりの混乱状態。
結果は先に受けたメトロに内定が出て、推薦なので、受かった時点で就活終了。
照れくさくて電話もしてこないと思ったので「みんな、心配しているから、メールで○だけでも送って」と言い渡して登校。
ちゃんと「受かったよ」と電話の声に、「まっすぐ、帰ってこないよね?」と言ったら「挨拶まわりがあるから」という応え。
本当に、駅や高校の先生の所、アルバイト先、親身になってくれた美容院、と駆けずり回って帰宅。ほっとしたのと疲れで、口数は少なかったけれど様子はちゃんと教えてくれた。
さあ、19の君は子供の頃からの夢「駅」で働く事が許されたのだから、今はその幸せをかみしめて、疲れが癒えたら、今しかできない事に又、向かって行ってね。
「復興支援の旅」は是非

おめでとう



「生んで正解」って妹が毎日のようにブログに書いているけど、私も今日は思いっきり同感

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